雲の裏地は銀色 -小児がん覚え書き

8歳で悪性リンパ腫になりました。 再発もあり約8年間治療。その後19歳で二次がんを発症しましたが、今は安定しています。 「日常」の奇跡をかみしめつつ、小児がんだったゆえの困ったこと、 あの頃のことなどを少しづつ綴ってゆきたいと思います。

原因が分からない

最初の入院では腫れの原因が分かりませんでした。

どこを受診したらいいか、どうしたらいいのか……。腫れはどんどん大きくなり、体調も悪くなっていきました。

この頃にはオネショも頻繁にするように(;ω;)  

そんなある日、親戚に勧められた病院へ。そこから紹介されてK病院、さらにはS形成外科……母と私は市内中を回りました。

お医者さんには

「なんでこんなになるまで放っておいたの」

「(腫れ物が大きいので)覚悟を決めて下さい」

と言われました。

放っておいたわけではない。どうにもできなくて困っているんですーー母は心の中で叫んでいたと思います。

結局、S形成外科のお医者様の勧めでH大付属病院で受診することが決まりました。

病院からの帰り道。

途方にくれたように立ち止まった母の横顔。あの初秋の風景……今も焼き付いています。

 

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このブログでは「国立がん研究センター 小児がん情報サービス」をはじめ様々な情報サイトや書籍を参考にし、 自分や家族の記録・記憶を元に書いています。 しかしあくまでも元患者の個人的なブログです。 「おや?」と思うところがあっても、読み流してください。 よろしくお願い致します。