雲の裏地は銀色 -小児がん覚え書き

8歳で悪性リンパ腫になりました。 再発もあり約8年間治療。その後19歳で二次がんを発症しましたが、今は安定しています。 「日常」の奇跡をかみしめつつ、小児がんだったゆえの困ったこと、 あの頃のことなどを少しづつ綴ってゆきたいと思います。

夏の日の告白


小児がん
難しい病気? 珍しい病気?

小児がんは15歳以下の子どもがかかる悪性腫瘍の総称です。
子ども1万人に1人の割合で発症しています。

「1万人に1人」
たぶん、ならない ――そう思っても不思議ではない数字。

それでも年間2000~2500人の子どもが小児がんになっています。
私もその1人でした。

悪性腫瘍には種類があり、白血病が30%以上、脳腫瘍が20%超、悪性リンパ腫9%程度と続きます。

私は悪性リンパ腫でした。

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首の右側に腫れものがあることに気付いたのは小学2年の夏。
痛みはなかったのに「よくないことかも…」いう予感がありました。

なかなか言い出せなくて、親に告げたのは気づいてから少し経った盆踊りの日。お気に入りの浴衣で出かけても「何て言おう」と頭の中がグルグルしていたのを覚えています。

最初はかかりつけの病院、次に評判の小児科医院へ。お医者さんが首をかしげるたび、「自分はどうなるんだろう」「痛いことされるのかな」と泣きそうに。

それでも診断がつかず、大きな総合病院へ行くことになりました。

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このブログでは「国立がん研究センター 小児がん情報サービス」をはじめ様々な情報サイト、書籍などを参考にし、自分の記録も確認しながら書いています。
しかしあくまでも元患者の個人的なブログです。「おや?」と思うところがあっても、読み流してください。よろしくお願いします。